ワトソン博士の遺伝子

The genome of James Watson

 DNAの分子モデル解明でクリック博士らと共にノーベル賞を受賞したJD・ワトソン博士が英国の講演会に行ったときのメディアのインタビューで、アフリカ系の人々は白人に比べて知的に劣っている旨の発言をし、英国内での講演旅行をキャンセルされた。その上、マサチュウセッツ州にあるコールド・スプリング・ハーバー研究所名誉所長の地位も取り消されたことは耳目に新しいところであるが、12月9日付のThe Times紙に次のような記事があった。

 「ワトソン博士の遺伝子にはアフリカ系の遺伝子の割合が欧州の白人に比べてかなり高い」というものである。ワトソン博士やその他の研究者が自身の遺伝子解析を行った結果が公開されており、それをもとに検討したようだ。


  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/science/article3022190.ece