日本版サブプライム?

 朝日新聞本日の記事によると、住宅金融公庫融資の返済滞納が懸念されるとのこと

 「旧住宅公庫98年申し込み分、金利一気に倍増 滞納懸念

2008年11月4日3時7分

 10年前に当初金利を大幅に引き下げて融資された「段階金利型」の住宅ローンが、10月下旬から金利引き上げ期を迎えた。旧住宅金融公庫(現住宅金融支援機構)のローンで、金利が当初10年の2%から本来の4%になる。旧公庫のローンは支払いに行き詰まる世帯も増えており、景気悪化の中で滞納や焦げ付きが増えないか、心配されている。 」

 http://www.asahi.com/business/update/1103/TKY200811030163.html

 貸し出し金融機関が公的機関であるとの違いがあるが、滞納が続けば税金から支援される可能性があり、図式は米国のそれと本質的には変わらない。

 経済が右肩上がりの時代ではこのような返済計画も合理的であるが、この方式が導入された頃はバブル景気がはじけた頃であり、米国のサブプライムローンに見習った事だろうが、将来を見据えた導入だったろうか。

 このようなローン形態は何も住宅に限らず、様々な分野に見られる。目先の容易さに惑わされぬようにしなければ。